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アンテナアナライザーの開発経緯
以前、ローカル局よりアンテナを自作した際の調整に
アンテナアナライザーを使用したいから
どうにかして欲しいと相談がありました。
当局はたまたまMJF製「MFJ−259」を所有してましたので、
その時は貸し出しで対処しましたが、これをきっかけとして、
オリジナルの安価なアンテナアナライザー製作しました。
一号機は二年前キットとしてHF帯用(〜30MHz)を製作し、
ハムフェアで販売しました。
バンド切替無しで2〜30MHzまで1個のダイヤルで、
可変させていたので非常にクリチカルで、
少し扱い難いとのご意見ありました。
(おかげ様で売価も安価であったので完売いたしました。)
そして今回、一号機の問題点を改善し今度はキットでは無く、
専用のケースに収納。
二号機(MAA-100)はHF帯用(3.4〜30MHz)の
アナライザーで、帯域を3バンドに分割して、
認識性向上のため大きめのアナログSWR計を搭載、
周波数表示には中型の7セグLEDを使用しました。
(写真はプロト機)
三号機(MAA-200)はHF+VHF(1.7〜150MHz)の
アナライザーで帯域を14バンドに分割して、
表示部にはGLCDを使用しました。
機能を絞り込むことで、操作性の簡便化を主として
設計しました。
当初フルカラーのLCD表示器で進めていましたが、
屋外での認識性や消費電力の関係で、
汎用128×64のGLCDを使用しました。(写真はプロト機)
四号機(MAA-1000)は現在デバッグ中で、
もう少し時間がかかりそうです。
四号機はPCとの接続(USB)によって機能します。
休眠しているPCでも使えるようOSはXP〜Win10を
考慮しています。
電気的は仕様は三号機と同じです。